キャバ嬢とホステスの違いを解説!働き方から給料、料金システムなどを徹底解析!
公開日: 2023年2月6日 最終更新: 2023年2月6日
突然ですが、皆さんはキャバ嬢とホステスは何が違うのかご存じでしょうか?
『どっちも夜のお店で働いている女性のことだよね?』
『言われてみれば、具体的な違いを意識したことはないかも』
『なんとなくホステスの方が高級そうなイメージ』
キャバクラ初心者はもちろん、遊び慣れているキャバクラ玄人でも両者の違いを正しく説明できる人は少ないかもしれませんね。
そこで今回は、夜遊びショコラ編集部がキャバ嬢とホステスの違いを徹底解説!
両者の働き方や給料、そして客層の違いに至るまで丁寧に、そしてわかりやすく説明します!
ぜひ最後まで見て、違いの分かる夜遊びの達人を目指しましょう!
目次
キャバ嬢とホステスの違いは?
そもそも、キャバ嬢とホステスは何が違うのでしょうか?
結論から言うと、両者は働いている職場が違います。
キャバ嬢はキャバレークラブ、つまりキャバクラと分類されるお店で働く女性、ホステスはクラブと分類されるお店で働く女性のことを指します。
その名の通り、キャバクラで働いている女性のことをキャバ嬢と呼びます。
華やかなドレスを着て、インパクトのある髪形で接客をするので、派手な印象を抱いている人も多いのではないでしょうか?
※ちなみに、キャバクラは北海道のすすきのではセクシーキャバクラのことを指し、一般的なキャバクラのことはニュークラブと呼びます。
一方で、ホステスはキャバクラではなく、クラブで働いている女性のことを指す言葉です。
ホステスは着物やスーツを着て接客をするので、キャバクラと比べると全体的に落ちついた印象を抱くでしょう。
髪型もきちんとセットしていますが、決して派手ではありません。
またラウンジやニュークラブ、スナックで働く女性もホステスに含むこともあります。
※ちなみにキャバクラが誕生するまで、夜のお店で働く女性はすべてホステスと呼ばれていました。
働いているお店の違い
続いては、両者の働いているお店で比較してみましょう。
料金やコンセプト、その成り立ちについて簡単に取り上げます。
前述の通り、キャバ嬢が働いているお店はキャバクラです。
キャバクラは高級志向のお店も存在していますが、基本的にはリーズナブルさ、カジュアルさを売りにしています。
キャバクラの始まりは明治ごろ。1900年初頭、銀座に存在していたカフェで働いていた『女給仕』がお客さんと会話を交わして、チップを稼ぐようになったのが原型と言われています。
また、現在のキャバクラが誕生したのは1976年のこと。浅草にある日本最古のキャバクラ『CLUB Royal』がオープンしたことをきっかけに、爆発的に全国に広がっていきました。
ホステスが働いているのは、主にクラブと呼ばれるお店です。
クラブは接待飲食店や高級クラブとも言われ、料金をかなり高く設定しているお店がほとんど。
クラブが誕生したのは1950年ごろのことで、それまで主流だったキャバレーが派手なショーを開催し人気を博していたのに対し、クラブは品格のある女性たちが丁寧で落ち着いた接客をする営業スタイルで徐々に人気を獲得。
赤坂や銀座エリアを中心に次々とオープンしていき、主に富裕層に利用されるお店として発展しました。
ママの有無について
夜のお店と言えば、お店を仕切っている『ママ』と呼ばれる年上の女性がいるというイメージを持っている人もいるのではないでしょうか?
キャバクラとクラブ、ママの存在で比較してみました。
一般的に、キャバクラにママは存在しません。
キャストの女の子たちの教育を行うのは、そのお店の店長やボーイと呼ばれる男性スタッフの人たちです。
彼らはナイトワーク未経験の女の子に対して、お酒の作り方や接客マナーなど、基本的な接客知識を授けてくれます。
しかし、その後どのような接客を行うかについてはノータッチです。
接客方法、スタイルはキャスト自身が考える必要があります。
自由度が高い分、自分のやりたい接客で好きなように働くことができますが、自主的に動かないと成功しない厳しい環境と言えるでしょう。
ママと呼ばれる女性がいるのは、キャバクラではなくクラブです。
お店の支配人、そしてキャストの教育係として、お店の中心を担います。
ホステスのみなさんはキャバクラと違い、基本的にお店のコンセプト、つまりママの意向に沿った接客を行う必要があります。
ママの接客スタイルとの相性が良ければ、非常に働きやすい環境かもしれませんが、自由度が低いせいで窮屈な思いをする人もいるかもしれません。
ママはキャストの仕事のサポートや指導だけでなく、プライベートの相談まで聞いてくれることもあり、まさにホステスにとっては『母』のような存在です。
キャストの年齢層の違い
キャバクラとクラブ、続いての比較は働いているキャストさんたちの年齢層です。
女性にとって年齢の問題は非常にセンシティブで、ナイトワークに従事している人であれば尚更でしょう。
はたして、どのような違いが存在しているのでしょうか?
基本的には学生やOLなど、20代前半の女性が中心になって働いています。
一般的なキャバ嬢の引退時期は30歳前後と言われていますが、これは見た目だけでなく、体力的な問題もこの年代の頃から出てくるからです。
もちろん、熟女キャバクラや姉キャバのように、お店のコンセプトによっては30代、40代の人でも現役で働いているお店もあります。
キャバクラは特に経験の有無は問われないので、年齢の問題をクリアしてしまえば初心者でも採用されることが多いです。
一方のホステスは20代後半から30代の女性が多く、キャバクラと比較すると年齢層の平均は高めですね。
これはキャバ嬢と異なり、ホステスは基本的に経験の有無が採用の決め手になることが多いからです。
キャバ嬢を引退した後、キャバ嬢時代の経験やノウハウを活かし、セカンドキャリアとしてホステスになるナイトワーク経験者の女性も少なくありません。
未経験の場合は相当容姿のレベルが高いか、表情やまとっている雰囲気などで、ホステスの教育係を担当しているママに可能性を感じさせることが必須となります。
指名制度の違い
続いて、両者の指名制度の違いについて比較してみましょう。
『女の子の指名の仕方に違いがあるの?』と思われた方もいるかもしれませんが、指名の仕方そのものに違いはありません。
違いはお客さんに対する、指名の拘束力の強さです。
キャバクラには本指名、そして場内指名の2種類が存在しています。
本指名はお客さんが入店の時点でキャストさんを指名してしまうことです。
指名されたキャストさんは、基本的に本指名をしてくれたお客さんが退店するまで同じ席で接客をします。
一方の場内指名は、指名をせずに入店したお客さん(フリー客と呼ばれます)が交代で接客してくれたキャストさんの中から気に入った子を見つけ、そのタイミングで指名することを言います。
これらの指名は自由度が高く、常に同じキャストさんを指名し続ける必要はありません。
ただし頻繁に違うキャストさんを指名し続けると、キャストさんとの信頼関係の構築に支障をきたすなど、デメリットも大きいです。
ちなみに、キャストさんは場内指名や本指名を受けると、時給とは別にバックと呼ばれるインセンティブが発生します。
そのため、指名を取るために必死になって接客術や容姿を磨いているのですが、指名をめぐってキャストさん同士でトラブルになることもあるそうです。
一方のクラブでの指名制度ですが、こちらはキャバクラと異なり多くのお店が永久指名制度を採用しています。
永久指名制度とはその名の通り、一人のお客さんに対して一人のホステスが付き、以降はずっと同じホステスがそのお客さんの相手をする制度です。
永久指名は基本的に絶対で、ホステスがお店を辞めるか、担当しているお客さんに対して余程の失態を犯さない限り、変わることはありません。
この永久指名制度は、同じお客さんの相手をし続けることで接客の質を高める狙いと、売掛(お客さんの飲食代をホステスが肩代わりすることで、ツケのようなもの)を管理しやすくする狙いがあります。
ちなみに、お客さんによって永久指名されたホステスはそのお客さんの「係」と呼ばれ、様々なインセンティブを受けるようになりますが、それは次の給料システムの項目で詳しく説明させていただきます。
給料のシステムの違い
次に紹介するのはキャバ嬢とホステスの給料システムの違いです!
一夜で大きな金額が動くこともあるキャバクラ、クラブで働く彼女たちの給料事情とは?
詳しく見ていきましょう!
基本的にキャバクラの給料は時給制です。
時給はエリアやコンセプトによってピンキリですが、六本木エリアなどの富裕層が集まるエリアでは、時給10,000円以上のお店も存在します。
また、この時給に加えて各種バックが加わるのがキャバクラの給料システムの特徴です。
同伴バックや指名バック、延長バックなど、種類は様々。
また、お店によっては完全売り上げ制を採用しているお店もあります。
これはその名の通り、時給の設定がなく本指名のお客さんの使ったお金の一部が売り上げになるシステムです。
女の子の取り分が多い一方で、売り上げがなければ当然給料はゼロになる、とてもシビアな給料制度なのです。
ほとんどのキャバクラの給料システムが時給制なのに対して、クラブは日給制が採用されることが多いです。
最近は時給制を採用しているクラブも増えてきていますが、昔ながらのクラブは日給制がほとんど。
クラブの場合はキャバクラとは異なり指名料金が無いので、バックの内容も一部異なります。
またバックに加えて、業務に必要な着物、会社訪問費用などに対しては手当てを出してくれるお店も多いです。
ちなみに、永久指名を受けた「係」のテーブルの売り上げは、すべて「係」の売り上げとして計上されます。
ヘルプの人にとって損な仕組みのように思われますが、貢献度によっては「係」のホステスさんが引退した時にはお客さんの「係」を引き継ぐこともあるので、ヘルプも重要な仕事として認識されています。
接客方法の違い
キャバ嬢とホステスの接客は、実はかなり異なります。
具体的な違いを見ていきましょう。
キャバクラでは、マンツーマンで接客する個人プレーが基本です。
来店したお客さん1人につき10分から15分ほど接待し、時間が来たらまた別のキャバ嬢が入れ替わって接待する、というのを時間が来るまで繰り返します。
接客スタイルの特性上、短い時間で自分を売り込むスキルが必要です。
そのため、会話上手な女の子がキャバクラでは売れやすいと言われています。
もちろん、トークスキルが高ければ必ず売れるというわけではありませんが、重要な要素の一つであることは間違いありません。
また頻度は少ないですが、状況に応じてヘルプがつき、複数人で接客することもあります。
キャバクラが個人プレーで接客をするのに対して、ホステスの場合は複数人で接客するチームプレーを採用しています。
「係」と呼ばれるお客さんの永久指名のホステスにプラスして、ヘルプの女の子が複数人付くというのが基本スタイルです。
キャバクラと異なり、ホステスはお客さんを取り合うようなシステムになっていないので、お互いに協力してお客さんが満足し、お店の常連になってくれるようにする必要があります。
ただし給料制度の項目でも説明した通り、テーブルの売り上げはすべて係のホステスに入るので、ホステスは係になることを目標に頑張る必要がある他、係とお客さんの会話を邪魔せず、かつ会話を盛り上げるスキルが求められるのです。
客層の違い
続いての比較はキャバ嬢とホステスの客層の違いについてです。
お店に訪れるのは、具体的にどのような人が多いのでしょうか?
最近は高級さを売りにしているキャバクラも増えてきていますが、キャバクラは基本的にカジュアルさを売りにしているお店です。
そのため、キャバクラを利用している客層は学生からサラリーマン、地元の人まで非常に幅広くなっています。
また、新規のお客さんが多いのもキャバクラの客層の特徴です。
いくつかのお店を梯子してみたり、興味本位でフラっと足を運んだりなど、目的は様々。
そのようなフリーのお客さんをどのようにして自分の常連にするのかも、キャバクラ嬢の接客スキルの見せどころです。
一方のホステスですが、彼女たちの働いているクラブが高級志向であることもあり、客層は40代以上の富裕層が中心になっています。
会社の社長や会長、役員などお金にも時間にも余裕のある人が多いそうです。
またキャバクラと異なり、新規のお客さんよりも常連客が多いのも特徴の一つ。
永久指名制度を採用しているので、お客さんがホステスとの関係を大切にしていることも理由の一つでしょうが、クラブの中には会員制のお店や一見さんお断りの店もあるので、それも少なからず影響しているのでしょう。
ちなみに、最近はエリアによって少しずつホステスの客層も変わってきているとのこと。
銀座は50代以上の穏やかな紳士が、六本木はお金を派手に使うことにステータスを感じている40代以上の人が多いそうです。
キャバクラをおススメしたい人、クラブをおススメしたい人
ここまで様々な面からキャバ嬢とホステスの違いについて比較してみました。
それでも未だに『なんとなく両者の違いがわかったけれど、結局自分はどっちのお店に行けばいいのかわからない』という人もいるかもしれません。
ここからは両者の違いのまとめも兼ねて、キャバクラをおススメしたい人、クラブをおススメしたい人の特徴を取り上げます。
・ワイワイ騒ぎたい人
キャバクラには、ノリが良くて会話が上手な女の子が集まる傾向があります。
『大人数でお酒を飲みながら、若い女の子と盛り上がりたい!』という人は、クラブよりもキャバクラへ行くと良いでしょう。
・色んなタイプの女の子と話してみたい人
キャバクラは決まった時間の中であれば、一人の女の子だけでなく幅広いタイプの女の子と会話を楽しむことができます。
自由に女の子と遊びたいという人は、キャバクラがおススメです。
・カジュアルな雰囲気が好きな人
キャバクラはコンセプトによって高級店もありますが、基本的にはカジュアルな雰囲気のお店が多いです。
『かしこまった雰囲気が苦手』
『肩肘張らずに女の子との会話を楽しみたい』
そのような人は、キャバクラに行けば間違いありません。
・予算が気になる人
キャバクラは元々リーズナブルさを売りにしていたお店なので、クラブと比較すると通いやすいお店です。
エリアやお店にもよりますが、クラブは1セット30,000円~40,000円ほどが相場なのに対して、キャバクラは1セット5,000~7,000円前後が相場となっています。
最近は高級志向のお店も増えていますが、それでもクラブよりリーズナブルな値段で楽しむことができるので、予算に不安を抱えている人にはキャバクラがおススメです。
・落ち着いて過ごしたい人
クラブで働いているホステスさんは、キャバ嬢と比較すると年齢層がやや高いことも相まって、落ち着いた雰囲気の女性が多いです。
会話のときも基本的に聞き役に徹してくれるので、穏やかに過ごしたい人はクラブがおススメと言えます。
・一人のキャストさんと深い信頼関係を築きたい人
キャバクラと違って、簡単に指名を変更することができない永久指名制度は、人によっては重く感じてしまうかもしれません。
ですが、永久指名制度は自分の贔屓にしたい女性を徹底して応援することができます。
指名された側も、指名してくれたお客さんをとても大切にしてくれるので、簡単に指名替えできるキャバクラと比較して深い信頼関係を築きやすいです。
長く人と付き合う楽しみを味わいたい人は、クラブに行くと良いでしょう。
・高級店の雰囲気を楽しみたい人
クラブはインテリアにこだわったお店が多く、雰囲気もシックで高級感に溢れています。
キャバクラのようにギラギラした雰囲気が苦手という人は、クラブが向いているかもしれません。
客層も年齢層が高めの富裕層が多いので、お店の雰囲気をしっかりと味わうことができるでしょう。
キャバ嬢とホステスの違いまとめ
以上、キャバ嬢とホステスの違いについて取り上げてみました。
両者の違いは、ざっくりとまとめると以下のようになります。
・キャバ嬢はキャバクラ、ホステスはクラブで働いている女性のことを指す言葉
・クラブにはお店をとりまとめるママがいる
・キャバクラで働くキャストは20代前半が多く、対してホステスで働くキャストは20代後半から30代が多い
・キャバクラは指名替えを自由に行えるが、クラブは永久指名性なので指名変更ができない
・キャバクラは幅広い客層が集まり、クラブは40代以上の富裕層が集まる
・キャバクラはカジュアルな値段で楽しみたい人に、クラブは店の雰囲気を楽しみながら落ち着いて過ごしたい人におススメ
改めて比較してみると、同じ夜の商売に従事していても詳細は大きく異なることがわかりましたね。
キャバクラとクラブ、両者の特徴を知り、どちらが自分に合っているのか考えた上で遊びに行くと、さらに夜遊びが楽しくなるかもしれません。
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